入札資格の取得

資格の種類

資格はまず「全省庁統一資格」から取得すべき。なぜなら、物品役務系の万能資格だからです。統一資格というだけあり、国の発注機関は全て参加可能で「外郭団体」も参加可能。1資格で参加できる案件数の数も圧倒的に違います。

全省庁統一資格 物品・役務系案件

各省庁における物品の製造・販売等に係る一般競争(指名競争)の入札参加資格(全省庁統一資格)です。
本資格は、各省庁申請受付窓口に掲げる申請場所のいずれか1か所に申請し、資格を付与された場合において、その資格は該当する競争参加地域のうち、希望する地域ごとに所在する各省庁の全調達機関において有効な入札参加資格となるものです。

引用元:全庁統一資格とは 「統一資格審査申請・調達情報検索サイト」(https://www.chotatujoho.go.jp/va/com/shikaku.html)

資格の種類は1種類のみ。全省庁での入札が可能で、1資格で参加できる平均案件数は327,000件以上にもなる。会社の規模によりA~Dランクに分けられるが、平均落札金額に違いはあれど、案件数はC、DランクもA、Bランクと同等の件数が見込めます。

管轄省庁ごとの資格  建築・建設・土木系案件

独自の入札資格。資格の種類は5,500種類以上。1資格で参加できる平均案件数は80件ほど。

地方自治体ごとの資格 地方自治体管轄機関の案件

独自の入札資格。資格の種類は1,788種類以上。1資格で参加できる平均案件数は340件ほど。

資格の取得方法

全庁統一資格の取得手順を簡単に解説します。資格取得のポイントとして、資格は予め取得しておくこと。いつでも受け付けていないので注意が必要です。

申請

登記事項証明書(法人の場合)、財務諸表(法人)、営業用純資本額に関する書類及び収支計算書(個人)、営業経歴書、納税証明書の書類を揃え、申請書類を作成します。
申請方法はインターネット申請と郵送・持参による申請が可能です。

審査

提出先の各省庁にて申請内容と添付書類のチェックと承認が行われます。
申請内容がちゃんと記入されており、添付書類の提出さえしっかりしていれば、基本的に落ちることはありません。

取得

通知書が届き、ここで初めて入札ランクがわかります。企業規模にもよって変わるため、必ずしも希望のランクを取得できるわけではありません。この通知書がないと、入札に参加が出来ませんので、コピー等をして保管しておくことを推奨します。

一般競争入札での売上拡大を、
確実にするために

一般競争入札のマーケットは、官公庁から依頼される業務によってつねに安定しています。
しかし、その膨大な量の案件の一つひとつをくまなくチェックし、事業の利益に寄与させるためには、入札情報サービスを利用することが必要不可欠と言っていいでしょう。単なる集計ではなく、売上拡大に必要な情報を、あなたの元に届けます。